函館エゾシカについて

函館近郊のエゾシカは、生息に適した自然環境が多くあり、エゾシカの一大繁殖地になっています。
冬から春にかけても肉質が落ちることなく、通年で美味しい肉付きの良いエゾシカをご提供できます。

捕獲された鹿肉を貴重な食資源と捉え、
ジビエ利活用推進に取り組んでいます。

鹿は保護され増えすぎてしまった結果、農作物、青草や雑草類、木の実や皮・葉類なども食べるため、農林業被害のほか、土を痩せさせ、森の生態系にも悪影響を与える害獣に認定されてしまいました。
農業被害、林業被害を含めると大きな被害額になっていますが、捕獲された鹿が食肉として流通されるのは10%程度です。残りはすべて廃棄され、処分にも多額の費用が掛かってしまいます。国は有害獣の捕獲とジビエ利活用の増加を推進しています。

エゾシカジビエの肉質と味を決めるのは、
捕獲直後の処理から解体・冷蔵までのスピード。

「エゾシカ」独特の臭みや硬さを解消

鹿肉は「臭い・硬い」と思っていませんか?
エゾシカにストレスを与えることなくクリーンキルで速やかに仕留め、短時間に新鮮な状態で処理することで、鹿肉独特の臭みや硬さのない美味しいジビエをご提供できます。

東京の居酒屋チェーンで実施した、北海道内エゾシカ肉の目隠し試食会で「函館のエゾシカは美味しい」と高評価をいただいています。

 基本は「正確・迅速・遵守・新鮮・熟成」の五原則

  • 臓器や身体を傷つけず苦痛を与えない「クリーンキル(一撃急所射撃)」
  • 捕獲後その場ですぐに「放血処理」、捕獲から1.5時間以内に処理場へ「迅速搬入」
  • エゾシカ衛生処理マニュアルの「遵守」
  • 解体から冷蔵保管までの「鮮度を維持」した短時間処理
  • 美味しくするための3~5日間の冷蔵「熟成」保存

美味しいだけじゃない、
エゾシカは、ヘルシーで栄養に優れたお肉です。

鹿肉は「低カロリー、高たんぱく、低脂質」

函館周辺の海沿いの急峻地に生息するエゾ鹿は、引き締まった良質な赤身肉です。野生の鹿は家畜である牛や豚と違い、ホルモン剤や抗生剤を投与される心配がなく、低カロリー、高たんぱく、低脂質しかも、牛や豚よりも低脂肪です。

さらに栄養面のバランスが非常に良く、ダイエット中に不足しがちなミネラル、ビタミンもしっかりと補うことができます。体への吸収率が非常に高いヘム鉄が豊富に含まれ、貧血予防、滋養強壮に有効です。アミノ酸の一種「アセカルニチン」は脂肪燃焼、代謝促進に加えて脳機能向上やストレス軽減、疲労回復の効果があるとされ、厳しい体調管理を求められるアスリートやダイエット食、高齢者の介護食としても適している言われています。

「エゾシカジビエ」と牛・豚肉との比較